本日は、Nigel Cabourn の新作ジャケットのご紹介です。

40、50、60年代のそれぞれ異なる時代のデッキパーカーのディテールをアレンジしたデザインです。
フード、フック付き前立て、ラグランスリーブ、脇の下のベンチレーションなど見所が尽きませんが、異常に高度な縫製技術という意味では前身頃、両腰のポケットを特筆せねばなりません。
微妙なカーブを描きながら、しかもマチ付で見頃に縫製するこの形状は他にはなかなか見ないはずです。
オリジナルはヒートカットされたゴム素材なので設計と縫製も非常に単純なのですが、同じ事を布帛（タテ糸とヨコ糸を持つ織物生地）で再現するには超難題となった訳です。
ファブリックにも凝っていて、上部は先染めのコットンツイル。下部は形状記憶ポリエステルですので着用によりそれぞれの経年変化が楽しみな一枚です。

【U.S. DECK PARKA MIX　￥60,500-】